動悸と肩こり、一見無関係にも思えるこの2つの症状ですが、実は全くそんなことはありません。
「最近動悸がする」と悩んでいらっしゃる方も、もしかしたら肩こりが原因になっている可能性があります。
今回は、肩こりと動悸の関係性について解説します。
お悩みの方はぜひご覧ください。
肩こりとは、肩の筋肉の痛みや不快感、圧迫感、違和感などを総称していいます。
原因は、肉体的・精神的なストレスや自律神経の乱れによる、肩の筋肉の緊張や血流不足です。
具体的には以下のものが考えられます。
・デスクワークによる猫背、巻き肩、運動不足
・長時間の電子機器の利用による眼精疲労
・ストレス
・気候の影響
・狭心症や心筋梗塞
・五十肩、頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア
・更年期障害
・高血圧
動悸とは、心臓の拍動を強く感じたり、いつもより速く感じたりする症状のことをいいます。
特に激しい運動をしたわけではない時に動悸を感じる場合には、心臓の働きが悪くなっていたり、不整脈が出ていたりすることが原因の可能性があります。
また、不安やストレスなどの精神的なものからくるものもあるため、見極めが少し難しいです。
具体的には以下のものが考えられます。
・カフェイン大量摂取による交感神経の過剰活発
・ストレス、不安
・不整脈、狭心症、心筋梗塞
・バセドウ症
・パニック障害
・更年期障害
・自律神経失調症
肩こりや動悸の原因を見てみると、結構共通している部分がありますよね。
精神的なストレスや自律神経の乱れによって肩こりが起きている場合、交感神経が過剰に活動している可能性が考えられます。
常にスイッチがオンの状態で、全然リラックスできていないのです。
すると、肩の筋肉が緊張して肩こりがひどくなります。
肩こりがひどくなると、脳に血液を送る血管の流れが悪くなってしまうので、脳の血流が低下します。
そうなると脳幹と呼ばれる部分の働きが低下し、動悸をはじめとした様々な症状が引き起こされます。
肩こりと動悸にはこのような関係があるのです。
症状を緩和していくには、服薬するよりも体のバランスを整えてあげることが大切です。
動悸は心疾患の可能性もあるので、あまりにひどい場合には病院へいきましょう。
今回は、肩こりと動悸の関係性について解説しました。
肩こりがひどくなると脳に血液を送る血管の流れが悪くなるので、脳幹の働きが低下して動悸が起こるようになってしまいます。
たかが肩こりや動悸だと侮らず、異常を感じたら速やかに医療機関を受診しましょう。
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院長:根岸 清人
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