気持ちよく昼寝をして起きたはずなのに、なぜか頭痛と吐き気がすることってありますよね。
実はそれ、「寝すぎ」が原因かもしれません。
寝ることは身体にとって良い影響があるはずなのに、信じられないですよね。
今回は、睡眠と頭痛の関係や、対処法を解説します。
ある休日、お昼ご飯を食べた後、心地よい眠気がくるとついついお昼寝をしてしまいますよね。
休日の醍醐味といっても良いかもしれません。
しかし実はそれが、昼寝から起きた時の頭痛と吐き気の原因になっている可能性があります。
寝すぎによる頭痛には、片頭痛と緊張型頭痛の2つのタイプが考えられるのですが、それぞれによって詳細の原因は異なります。
前者の片頭痛であれば、原因は血管の拡張と血流の急激な変化が原因です。
人間は、熟睡している時間が長いと身体が省エネモードに入ります。
血管が弛緩し、血流も穏やかになっている状態です。
この状態はたくさん寝るほど続き、起床時の反動もその分大きくなります。
起床時に血液を送ることに必死になりすぎてしまい、ずきずきと拍動性のある頭痛が起きるというわけです。
頭痛がひどいと吐き気も催すでしょう。
後者の緊張型頭痛であれば、原因は睡眠時の姿勢です。
緊張型頭痛は、筋肉の緊張によって生じます。
睡眠時の姿勢が悪いと首や肩の筋肉が緊張を起こし、血流が停滞してしまいます。
枕の高さや寝相を見直す必要があるでしょう。
前半では、昼寝で頭痛と吐き気が起きた場合、頭痛のタイプは2つに分けられることを紹介しました。
これから紹介する対処法は、この頭痛のタイプによって全く異なるので、ご自身がどちらに当てはまるかを考慮したうえで行うようにしてください。
首の後ろを冷やして血管を収縮させ、両耳の後ろを優しくマッサージしましょう。
片頭痛が起きると、光や音に敏感になってしまいます。
できるなら、暗くて静かな場所で休むようにしてください。
なお、頭痛を引き起こすチラミンが含まれているチーズ、ナッツ、チョコ、ソーセージ、赤ワインは控えましょう。
緊張型頭痛では血流を良くすることが大切です。
首や肩の周辺を温めて、マッサージで血流を良くし、湯船につかって頭を冷やさないように気をつけてください。
予防法としては、寝る時の姿勢を改善することが有効です。
今回は、昼寝の後に起きる頭痛と吐き気の関係性や、対処法について解説しました。
気持ちよく昼寝をしていたのに、頭痛と吐き気に苛まれるのはやるせないですよね。
それぞれの頭痛のタイプを見分け、それに合った対処法で緩和させましょう。
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院長:根岸 清人
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