少しずつ秋めいてきましたね。
そんな季節の変わり目には、頭痛でお悩みの方が非常に増えます。
その原因は何かご存じですか?
それは、寒さです。
寒さがなぜ頭痛の原因になってしまうのでしょうか。
今回は、寒さと頭痛の関係性や対策をご紹介します。
頭痛には様々な原因がありますが、寒さから来る頭痛の場合には2つのタイプに分かれます。
頭全体がぎゅっと締め付けられるような頭痛の場合は、緊張型頭痛です。
緊張型頭痛は、寒さから来る首や肩の冷えが原因で起こります。
首や肩が冷えると血流が悪くなり、寒さで首肩回りの筋肉が凝ってしまうためです。
拍動性のある痛みがこめかみあたりで起こる頭痛の場合は、片頭痛です。
寒さがストレスとなることで起こります。
緊張型頭痛とは違い、脳の血管が急激に拡張して起こるため、血流を良くしすぎると逆に頭痛をひどくします。
1.身体を動かす
同じ姿勢で居続けることは避け、身体を動かすようにしましょう。
肩や肩甲骨、首回りを中心にストレッチやマッサージをしたり、軽い運動をしたりするのがおすすめです。
2.首や肩回りが冷えないようにする
ストールやマフラーなどを活用して、首や肩を温かく保つようにしましょう。
冷えによるストレスや筋肉の緊張を防げます。
3.入浴や蒸しタオルで温める
頭痛の他にも首や肩の凝りがひどい場合には、緊張型頭痛だと考えられます。
入浴や蒸しタオルで身体を温め、血流を良くするように意識してください。
急激な温度変化は頭痛をひどくさせてしまうため、痛む箇所をゆっくりと温めることが有効です。
なお、片頭痛の場合には逆効果になるので注意しましょう。
4.身体を温める作用を持つ食事をとる
ショウガや根菜、発酵食品などは、身体を温める作用を持ちます。
冷え込みが強い夜には、ショウガを入れた飲み物を飲むなど、意識的に取り入れるようにしてください。
5.質の良い睡眠を取り、ストレスをためない生活を送る
短すぎず、長すぎない睡眠時間を確保し、ストレスをなるべくためないようにしましょう。
寒さは免疫力も低下させてしまうため、健康的な生活習慣を築くことがなによりも大切です。
今回は、寒さと頭痛の関係や対処法について解説しました。
寒さにより頭痛が生じやすい方は、冷えが慢性的にあることが多い傾向にあります。
身体を温めるように心がけ、健康的な生活習慣へ変えていきましょう。
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院長:根岸 清人
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