腰痛は、成人人口の約80~85%が経験していると言われています。
中でも、急に体をひねったり、物を持ち上げたりしたときに起こるぎっくり腰は日常生活にも支障をきたすので辛いですよね。
ぎっくり腰になってしまった場合、どれくらいで痛みは緩和するのでしょうか。
今回は、ぎっくり腰による腰痛の期間と痛みが続く原因を紹介します。
ぎっくり腰は突然起こり、動けないくらいの痛みに襲われます。
そのため、できるだけ早く治したいですよね。
ぎっくり腰の炎症期間は、1ヶ月~1ヶ月半です。
具体的には以下の通りです。
・発症直後
激しい痛みを感じます。
動くことはもちろん、寝返りするのにも痛みが襲います。
・2~3日後
発症直後よりは痛みが和らぎますが、針を刺されたような痛みがあります。
しかし、ゆっくり歩けるようになります。
・1週間後
痛みはほとんどなくなりますが、無理な動きをすると再度痛みが強くなる可能性があります。
いつも通り仕事はできますが、無理はしないように、注意しながら生活する必要があります。
・1ヶ月後
発症前と同じ生活を送ることができます。
最近では、痛みが和らいでからも安静にすることは逆効果と言われることもあります。
そのため、3日経過し、痛みが緩くなったら無理せず、普段の生活を送る意識をすると良いでしょう。
また、発症しないように定期的に筋トレやストレッチをして柔軟性を高めることが大切です。
痛みが続く理由は、筋肉や神経、脳が関係しています。
例えば、腰痛があるからと長期間体を動かさず不自然な姿勢を続けていると筋肉が硬まり、腰痛を長引かせてしまいます。
また、末しょう神経からの痛みの信号を受ける中枢神経が興奮したままの状態だと、痛みが緩和しても痛みの信号を脳に送り続け、痛み以外の刺激を痛みの信号として脳に伝え、痛みを感じることがあります。
さらに、ストレスや不安、抑うつなどの心理的な要因もあります。
痛みの感じ方は人それぞれで異なりますが、心理的な状態や環境が大きな影響をもたらします。
このように腰痛を長引かせるのには、さまざまな要因がかかわっているので、原因をしっかり整理する必要があります。
ぎっくり腰は、前触れがなく起こり、激しい痛みを感じさせます。
発症してすぐは動くことも辛いですが、3日ほどで痛みは治まってきます。
1ヶ月ほどで元の生活に戻れますが、痛みが長く続く場合もあります。
その原因として、腰痛によって動かない生活を続け、筋肉が硬直することが挙げられます。
そのため、無理はしない範囲で、体を動かすように意識しましょう。
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院長:根岸 清人
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