近年では、30代、40代で妊娠を希望される方も増えてきています。
このような晩婚化の中でも、妊娠を望んで初めて「卵子の質」や「妊娠適齢期」について知る方も多いかと思います。
なかなか妊娠できず、病院に行くと「卵子の質が低下しています」と言われたという話もよく耳にします。
そこで今回は、卵子の質を上げる方法についてご紹介します。
年齢とともに妊娠率が低下する大きな原因は卵子の老化です。
年齢を重ねるごとに卵子の元となる原始卵胞の数が減っていき、排卵までに十分な卵子を育てられなくなり質の良い卵子を作り出す確率が減っていきます。
卵子が老化する原因は年齢だけでなく、生活習慣や過度のストレス、食生活による影響もあります。
不妊の原因が卵子の質であるのかどうか、妊娠を阻む原因を調べることが大切です。
高齢での不妊は卵子の質だけでなく子宮内膜の質やその他のホルモンバランスなどさまざまな要因が考えられます。
卵子の質が悪ければ、老化の元を取り除く必要があります。
卵子は目に見えないため質や老化について危機感を覚えにくいでしょう。
しかし、赤ちゃんになりうる細胞のために、卵子の状態について意識しておく必要があります。
卵子の質の上げ方については以下でご紹介します。
・卵巣への血液量を増やす
卵子の質を上げるためには卵巣への血液量を増やす必要があります。
生殖ホルモンを生殖細胞に供給するのは血液です。
軽い運動や冷えを取り除くことで血液量を増やすことができます。
・活性酸素に負けない抗酸化力を身につける
食事から卵子の質を上げるためには卵巣の老化の原因となる「活性酸素」を除去するポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化作用のある食品を摂るようにしましょう。
ポリフェノールは、りんごやブルーベリーなどの果物に多く含まれています。
また、加熱せずにサラダを食べるとたくさん摂取できます。
ビタミンEは、卵子を酸化から守るのと同時に卵子の質を保つのに欠かせない栄養素です。
年齢とともに減少する卵子はビタミンDが大きく関わっています。
そのため、意識して摂取するようにしてください。
卵子も年を取るので卵巣の年齢が上がるにつれて妊娠しにくくなります。
血行をよくするためには鍼灸院での治療が効果的ですが、40代になると治療が難しくなります。
そのため、30代前半のうちに早めの治療を行うようにしてください。
また、ご自分の卵子の状況も検査して確認しておきましょう。
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院長:根岸 清人
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