最近、鍼灸治療は腰痛や肩こり、不妊などに効果があるとされており、多くの方が利用されています。
初めての鍼灸治療をお考えの方にとってひとつ気がかりなのが、鍼灸治療による副作用です。
鍼灸治療には、針治療やお灸治療があり、肌に直接治療を行うため、副作用を気にされる方も少なくありません。
今回は、そういった方のために鍼灸治療に関する副作用について紹介していきます。
鍼灸治療は、副作用が少ない治療として有名です。
ただ、治療後に痛みが悪化したり、身体がだるくなってしまったりする方が稀にいらっしゃいます。
これは、治療を行なった際に出る正常な反応なのであまり心配される必要はありません。
乱れていた自律神経を鍼灸治療によって整えることにより急に体調が変化するため、全身がだるくなることがあります。
また、運動不足などで新陳代謝が衰えている場合、鍼灸治療によって代謝が盛んになり、運動後と同等の疲労がでます。
あるいは、感覚麻痺していた部分が鍼灸治療によって感覚がよみがえり、痛みを感じることがあります。
鍼灸治療は、薬と違って痛みやだるさを抑制する治療ではありません。
もともとの痛みやだるさなどは、治癒反応として起きている側面があります。
そのため、無理やり薬物治療などで痛みを抑えることは自然治癒力を下げていることになります。
これに対し、身体の自然治癒力に働きかけ、治療を促進するのが鍼灸治療の特徴です。
針(鍼)治療後に皮膚の表面に青あざがでることがありますが、これは皮膚下の静脈からの内出血であるため問題ありません。
約2週間程度で消えるので心配する必要はないでしょう。
治療後は、なるべく身体に負担をかけないように過ごしてください。
治療後は、筋肉がほぐれた状態になり、血流も良くなり、副交感神経もよくはたらきます。
つまり、身体はリラックスモードなので、この状態を維持するよう心がけましょう。
可能であれば3時間ほど横になって安静にしておきましょう。
そうすれば治療効果も倍増します。
よく病院での注射の後は、細菌が入る恐れがあるため、入浴を控えるようにいわれますが、針(鍼)治療は、鍼がとても細いので細菌が入る心配がなく、普通に入浴していただいて構いません。
また、お酒に関しては、通常の缶ビール1本程度なら飲んでいただいて構いません。
ただ、飲みすぎると血流や代謝が悪くなってしまい、治療効果を消してしまうため注意しましょう。
今回は、鍼灸治療による副作用について紹介しました。
鍼灸治療をお考えの方はぜひ、参考にしてください。
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院長:根岸 清人
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