「腰が痛い!!」とお悩みの方が多く、腰痛に悩む日本人の数は1000万人と言われており、約10人に1人が腰痛持ちです。
しかし、ほとんどの方が自分の腰痛の原因が何か理解されていないのではないでしょうか。
また、腰痛に悩まされている方は鍼灸治療などのような治療をすぐに受けにいったほうが良いですが、なかなか行く時間がないという方もおられると思います。
そこで今回は、腰痛の原因と今すぐできる改善法についてお話します。
□腰痛の原因
1:長時間同じ姿勢でいることによる筋肉の緊張
長時間座っていたり、立っていたりすると腰の筋肉が緊張して、次第に筋肉が疲労し、血行が悪くなることで腰に痛みが起こります。
2:運動不足などによる筋力低下
腰の周りにある大腰筋や大殿筋、中殿筋の筋力が衰えると、腰椎に負担がかかるため、腰痛を引き起こします。また、腹筋は横隔膜とともに背骨を支える働きがあるため、腹筋の筋力が低下することで正しい姿勢が保ちにくくなり、腰椎に負担がかかります。これらの筋力の低下が腰痛の要因となります。
3:過度な運動や無知な負担
運動不足でも腰痛を引き起こす原因となりますが、過度な運動でも腰痛を引き起こします。
過度の運動をして筋肉が疲労し、次第に緊張を強めて腰痛を引き起こします。
また、腰に無理な力がかかるような動作を行うと、ぎっくり腰のような急性の腰痛を引き起こす恐れがあります。
4:腰痛の原因となる疾患
ぎっくり腰や、椎間板の一部が神経を圧迫して引き起こす椎間板ヘルニアが有名です。
他に、過度な運動が原因となる脊椎分離症や骨の変性などが原因となるすべり症、鬱や自律神経失調症などの疾患でも腰痛が起こることがあります。
□すぐできる改善法
1:急性は冷やし、慢性は温める
熱を持っているような炎症状態で急性の痛みは冷やし、慢性の痛みは血行を良くするために温めると覚えておいてください。
患部を冷やす方法は簡単です。
タオルを水か氷水で濡らしたものや市販のコールドパックで患部を冷やすか、湿布を貼ると良いです。
患部を温める場合は、お風呂にゆっくり浸かると良いです。その他にもドライヤーや使い捨てカイロで温めるという方法があります。
ドライヤーや使い捨てカイロの場合は15分以上温めてください。
いかがでしたか?
今回はすぐにできる改善法を紹介しましたが、やはり腰痛に精通している鍼灸師や整体師に治療してもらう方が結果が出ます。
腰痛に悩まされている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


電話でのお問い合わせ・ご予約は
- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
- 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
- 東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
- 牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。