肩こりが発症しやすい人の共通点として、パソコンを使った仕事や一日中座ったままのデスクワークをしていることが挙げられます。
お仕事なので座りっぱなしをやめることもできないですし、さらにはデスクワークをし続けていると症状が悪化することさえあります。
今回は、そんな肩こりを治すために知っておくべきその原因と、その改善方法についてお話ししたいと思います。
■肩こりの原因
・筋肉の疲れ
肩こりはいくつかのことが重なって起こります。
デスクワークが多い人であれば、一日中同じ姿勢でいることが多いですよね。
人間の頭の重さは約5キロあると言われ、長時間同じ姿勢でいると首や肩の同じ部分にだけ負担がかかってしまいます。
さらに筋肉を大きく動かすことがないので慢性的な肩こりを患ってしまいやすくなるのです。
・ストレス
また、仕事で責任のある仕事を行なったり、細かな作業をしたりすることは精神的にストレスがかかりやすいですよね。
そんな状況で仕事をしていると肩に余計な力が入ったり、首や背中の筋肉が無意識に収縮したりしてしまいます。
・目の疲れ
さらに、肩こりは目の疲れからも起こることがあります。
まず、長時間パソコンの画面などの特定距離に視点を置き続けることで、目の周りの筋肉が凝ります。
その筋肉の家老が首を通じて肩まできてしまうと、肩まわり血液の循環が悪くなったり、肩の筋肉や神経まで緊張した状態になったりするので肩がこってしまうのです。
デスクワークをしている方で肩がこりやすいという方は、基本的にこれらのことが原因で肩こりを患っていることがほとんどです。
■肩こりの改善方法
・筋肉の疲れが原因の肩こり
長時間のデスクワークにより筋肉が収縮してしまって方がこっている場合は、まずゆっくりと湯船に浸かることを習慣づけましょう。
湯船の中で自分でマッサージしたり、ゆっくりと肩の筋肉を動かすような動きやストレッチをしたりするだけでも効果は十分得られます。
ここでのポイントは湯船に肩まで浸かることです。
・目の疲れから肩こり
目の疲れが原因の場合の肩こりは、まず目の疲れを取ることが重要です。目の周りの収縮してしまった筋肉をほぐすためには、疲れを感じた時に蒸しタオルやホットマスクで目元を温めることを習慣付けましょう。
そうすることで、血液の循環がよくなり筋肉をほぐすことができます。
いかがでしたか?
長時間パソコンに向かって仕事をした後に、これらの方法でリラックスすることを習慣化すれば、慢性的な肩こりはかなり緩和することができます。
どうしても、肩こりが改善されない場合は、鍼灸をしてもらって、改善を図ってみるのもいいかもしれませんね。


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- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
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- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。