「日本で不妊治療が成功する確率って、どれくらいなんだろう?」
「確率が高いんだったら、考えてみようかな。」
そのようにお考えの方だった方には耳の痛い話でしょうが、実は日本の不妊治療の成功率は世界でワースト1位だという調査結果があります。
しかも、体外受精のために行う採卵回数は、世界で一番多いと言われています。
一体どうしてなのでしょう?
今回は日本の不妊治療で妊娠する確率についてのお話です。
■身近な不妊治療
日本人にとって、不妊治療はかなり身近なものになってきています。
平成22年に生まれた赤ちゃんの内、体外受精、顕微授精で生まれた赤ちゃんは約3パーセントでした。
小学校なら学年に数人は不妊治療の末、生まれたお子さんという時代なのです。
昔に比べると女性の社会進出が進み、平均初婚年齢も上がっています。
不妊の原因の一つに老化があるので、「子どもが欲しい!」と思ったタイミングでなかなかお子さんに恵まれないカップルが増えているのかもしれません。
しかし先述したように、日本は体外受精のための採卵を行なっている回数は世界一なのにもかかわららず、その体外受精が成功し、妊娠に至る確率は世界最下位です。
これは一体どうしてなのでしょうか?
実はこれには二つ、理由があります。
一つ目はやはり、結婚し、「子どもが欲しい!」と思うタイミングが、かなり遅くなっているということです。まだ老化しておらず、質の高い精子と卵子の方が、体外受精の場合も妊娠に繋がる可能性が高くなっています。
年齢が高くなると精子や卵子も老化してくるので、不妊治療の成功率も低くなっているのです。
しかし、結婚・出産の高齢化は、先進国全てで起こっていることです。
それだけであれば、日本が不妊治療の成功率において世界ワースト1位になることはないでしょう。
二つ目は、「自然志向」という日本人ならではの考え方のためです。
日本の不妊治療において採卵を誘発する薬を使った治療というと、構えてしまう方が多く、あまり使われていません。
不妊治療の第一ステップとして自然な周期でのタイミング法が選ばれることが多いのも、このことからですね。
しかし海外では、採卵を誘発する薬を使った不妊治療が多く行われています。
実は国際的な研究では、採卵を誘発する薬を適切に使用すると体外受精の出産率が上がることが明らかになっています。薬を使わないからこそ、日本の不妊治療は成功率が低くなっていると考えられます。
そうは言っても、採卵を誘発する薬はまだ安全が完全に確認されているわけではありませんし、使用するのが怖いという方も多いのではないでしょうか。
自然な妊娠を成功させるためには、妊娠しやすいカラダづくりを行なっていくことが重要です。
当院では体の冷えを解消し、心を安定させて、ストレスに強いカラダを作っていくお手伝いをさせていただいております。
不妊にお悩みなら、是非一度ご相談ください。


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- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
- 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
- 東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
- 牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。