最近肩コリがひどくて悩んでいる…なんて方はかなりたくさんいらっしゃるでしょう。
では、その肩コリの原因は何なのでしょうか。そして、肩コリの改善に効果的な治療法にはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、肩コリの原因と、肩コリの改善に効果のある鍼灸治療についてご紹介いたします。
■肩コリの原因
⒈ 姿勢
肩コリの原因として第一に考えられるのが姿勢です。悪い姿勢とは、例えば、猫背があります。猫背とは、背筋が丸まり、頭が前に垂れてしまっているような状態のことを指します。そうした状態は肩周りの筋肉に大きな負担がかかってしまうため、肩コリの原因となります。
また、どんなに良い姿勢であっても同じ姿勢を長時間継続していると肩こりを招きます。肩コリの漢字は、肩凝りと書きます。漢字に象徴されている通り、体が凝り固まってしまうのも肩コリの原因です。
⒉ ストレス
精神的なストレスも肩コリの原因となります。緊張しながら学校の期末試験などを受けた後に、ひどい肩こりを感じた、というような経験はありませんか。これは、下を向いている時間が長い、という上述の姿勢が原因と解釈することも可能です。しかし、これは緊張していた、という精神的なストレスも大きく関わっています。
⒊ 冷え性
肩コリは肩周りの血流が悪くなっている状態です。そのため、冷え性も肩コリの原因になり得ます。
冷え性は女性だけの問題であるように考えている方はいらっしゃいませんか?しかし、夏場冷房の効いたオフィスで過ごしているサラリーマンの方も冷え性になる可能性はあります。
■肩こりに…鍼灸!
肩コリに悩んでいる方におすすめな治療法は鍼灸(しんきゅう)です。鍼灸とは、全身のあちこちにあるツボを、鍼やお灸で刺激することによって、体調不良を改善する東洋医学の治療法です。
「え?東洋医学?効果あるのかな…」なんてお思いになった方もいるのではないでしょうか。しかし、鍼灸は近年再評価が進んでおり、WHOやアメリカの医学研究機関から、美容面・健康面での効果が期待できるとの発表もなされています。
鍼とは細い針状のものです。針といっても、0.2mm程度の細さであり、かつ弾力もあるため、あまり痛みを感じません。
肩コリに対しては、肩のツボを押すだけでなく、足・腕のツボにも鍼灸によってアプローチすることがあります。足や腕のツボを刺激することによって、肩の筋肉が弛緩するなんてこともあります。鍼灸で肩コリが改善したという例も数多く存在します。
■まとめ
今回は、肩コリの原因と肩コリに対して効果のある鍼灸治療についてご紹介いたしました。参考にしてみてくださいね。


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- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
- 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
- 東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
- 牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。