不妊治療には様々な方法があります。
鍼灸治療もその一つです。
そういった不妊治療に取り組むときに気になるのが、どのくらい取り組めば良いのかという期間ですよね。
そこでこの記事では、鍼灸での不妊治療の期間についてご紹介します。
□鍼灸での不妊治療
期間について知るためには、その治療がどういった仕組みで行われるのかを知る必要があります。
長期的な治療なのか、一回で効果が出るようなものなのかを知るためです。
クリニックなどで行われる施術とは異なり、鍼灸での不妊治療は一度では効果が出にくいです。
鍼灸での不妊治療は体質改善を目指しているからです。
妊娠するためには、母体である女性が健康である必要があります。
生理周期やホルモンバランスが乱れたり、免疫機能が弱り、すぐ風邪や感染症にかかってしまうという方は妊娠のための準備が十分とは言えません。
鍼灸治療では、体のツボを刺激して体の調子を整え、妊娠する準備のできる体を目指します。
そうすることで、卵子の質を向上させるなどの効果が期待されます。
そのため、クリニックなどで行う人工授精などとは根本的に異なります。
□どれくらいの期間がかかるのか
不妊の原因は人によって様々です。
卵子の質、着床がうまくいかない、場合によっては、妊娠がうまくいかないことの精神的ストレスが原因になっていることもあります。
鍼灸での治療は、自律神経の整った健康的な体を目指します。
そうした鍼灸での不妊治療にかかる期間の一つの目安としては「8ヶ月」になります。
女性の体は、卵子を作るのに8ヶ月要します。
そのため、鍼灸治療によって質の良い卵子が作れる体になっても8ヶ月はかかるということです。
せっかく治療によって質の良い卵子を作れる準備ができたのに、数ヶ月でやめてしまうとその効果が出る前に諦めているということになりますよね。
そのため、8ヶ月が一つの目安になるということです。
もちろんこれは、原因やその人の体によって異なり、8ヶ月以上かかる方もいれば数ヶ月で妊娠に至るという方もいます。
□おわりに
今回は、鍼灸での不妊治療にかかる期間についてご紹介しました。
どれくらいの期間がかかるのかわからずに治療を行うのは不安ですし、もう少し続けると効果が現れたかもしれないのにとなりかねません。
鍼灸での不妊治療をお考えの方は、今回ご紹介した期間をぜひ参考にしてみてください。
不妊にお悩みの方はぜひ一度、当院にご相談ください。


電話でのお問い合わせ・ご予約は
- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
- 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
- 東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
- 牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。