「不妊治療を色々と試してみたが、改善されなかった」
そんな方には鍼灸をおすすめします。
鍼灸はホルモンバランスを整えたり、血行促進に効果があると言われています。
しかし効果を知っただけではどのタイミングで行えばいいのかわからないと思います。
そうした疑問を解決するために、今回は適切な鍼灸を行うタイミングをご紹介します。
□継続的な鍼灸治療を
体外受精や顕微授精の人工授精を行うとき、医師と相談し、治療計画を立てて適切なタイミングで鍼灸を行います。
鍼灸治療を施すことでより短期間で卵胞を成長させることが可能です。
妊娠に至るまでは数ヶ月はかかると言われています。
中には数年かかる方もいらっしゃり、人によってかかる年月は様々です。
そのため妊娠促進の効果を実感するためには、ある程度の期間鍼灸治療を継続して行うことをおすすめします。
□鍼灸のタイミング
まず卵胞期と呼ばれる、卵子を成熟させ採卵ができるようにするための期間があります。
この期間は妊娠のために非常に重要な段階なので、鍼灸も念入りに行います。
その後排卵が無事終了したら、卵子と精子を取り出して人工授精をすることができます。
卵子と精子が合わさって受精卵になり、細胞分裂が始まります。
受精卵が「胚」と呼ばれるものに変化すれば、胚を子宮に移植します。
この胚移植を行う前日か当日に鍼灸治療をすることをおすすめします。
このタイミングで鍼灸をすることで、よりスムーズに着床ができるようになるからです。
上記の2つの時期は妊娠するために重要な鍼灸するべきタイミングです。
これら以外のタイミングでも妊娠を成功させるために定期的に鍼灸は行います。
鍼灸を1回するだけで妊娠ができるわけではありません。
鍼灸は妊娠する確率を高めるものであって、絶対的に妊娠を保証するものではないことに注意してください。
適切なタイミングで鍼灸を行い、長期的に何回も鍼灸治療をする必要があることを理解していただけると幸いです。
□悩んだら治療を受けてみよう
不妊症にも軽いものと重いものがあります。
場合によってはご自身またはパートナーの生殖器が正しく機能していないかもしれません。
また、生活習慣や冷え性が原因で妊娠がしにくいこともあります。
原因が何であれ、それを改善するために医師へ相談すること、または鍼灸による治療を受けることをおすすめします。
鍼灸は血行不良、自律神経の乱れ、ストレスなど様々な症状を改善します。
鍼灸をするべきタイミングは、不妊で悩みはじめたその瞬間であるとも言えるかもしれません。
□まとめ
不妊治療のための鍼灸のタイミングを解説しました。
鍼灸でわからないことがあれば、鍼灸師の方としっかり相談をし、きちんとした治療計画を立ててください。
もし鍼灸を使った不妊治療を考えている場合は、ぜひ「きよ治療院」にお問い合わせください。


電話でのお問い合わせ・ご予約は
- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
- 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
- 東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
- 牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。