肩こりは名前に入っているように、肩に違和感がある場合だけが肩こりと勘違いしている方は多いでしょう。
しかし、中には肩に違和感を感じるだけでなく、腕もだるくなる場合があるのです。
今回は肩から腕がだるいときは肩が原因になっている場合があることと、だるさを緩和する方法を紹介します。
□腕がだるいのは肩の疲れが原因の場合があります
腕がだるいのは首や肩から来ている場合があります。
首の筋肉の伸縮性が低下すると、肩へつながる血流が停滞します。
そして、腕を支える肩が疲労していると、腕に老廃物が蓄積しやすくなります。
腕がこっていてだるさを感じるのは肩や首が疲労している可能性が高いため、腕に違和感を感じている場合は首や肩のこりを緩和すると同時に腕のだるさも緩和する可能性が高いです。
特に最近ではスマホが普及しており、移動中にスマホを使用している方も多いでしょう。
腕を組むようにして、スマホを使用していると、腕と肩に負担がかかります。
また、下を見るようにしてスマホを使用している場合は、首の筋肉もこり固まる可能性があるので、ときどき肩や首を動かすと良いでしょう。
□肩こりの対策方法とは?
前項では肩や首の凝りを緩和することで、腕のだるさも緩和できる可能性があることを紹介しました。
次に肩こりを緩和する方法を紹介します。
肩こりの対策をする上で大切なことは、肩甲骨のストレッチです。
肩こりに深く関係している筋肉は肩甲骨を上にあげる役割を持っている肩甲挙筋と、肩甲骨を寄せる役割を持っている菱形筋です。
これらの筋肉をストレッチでほぐすことによって、肩甲骨の動きが良くなり、肩こりの緩和につながるのです。
肩甲骨を意識することが大切であるという知識を踏まえて、ストレッチを紹介します。
最初に両方の肘を曲げて、肘の先を肩の高さよりも上げます。
もし、上がらない場合は上がるところまでで構いません。
そして、手を軽く握って鎖骨の近くに置きます。
次に両方の肘を後ろにゆっくりと引きます。
ポイントは息を吐きながら5秒で肩甲骨を強めに寄せることです。
最後に肩甲骨を寄せたまま、肘を下げて力を抜きます。
この動作を5回行います。
そして朝と夜にそれぞれ5回ずつ行うことがおすすめです。
また、デスクワークをしている方は休憩時間に行うと効果的です。
□まとめ
今回は肩から腕がだるいときは肩が原因になっている場合があることと、だるさを緩和する方法を紹介しました。
紹介したストレッチは簡単に行えるので、毎日取り組みましょう。
当院は肩こりへの施術を行っていますので、肩こりがなかなか緩和しない方は当院にご相談ください。


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- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
- 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
- 東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
- 牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。