ストレートネックとはスマホ首とも呼ばれる首の症状で、本来であればしなやかな曲線を描いているはずの首の頚椎が、真っ直ぐになってしまっている状態のことを指します。
ストレートネックが引き起こす症状の中には、日常生活に支障をきたすほどの耳鳴りもあり、非常に厄介です。
今回は両者の関係性と緩和方法を紹介します。
□ストレートネックが耳鳴りの原因?!
一見、ストレートネックが起きる首と、耳鳴りが起きる耳には関連がないように感じます。
しかし、首の神経や血流は耳にも繋がっていて、首の血液の循環が悪くなると、耳鳴りを引き起こしてしまうことがあるのです。
ストレートネックは、首を前に垂らす、顎を前に出す、といった歪んだ姿勢を長時間続けている方に多く発症します。
頭を後ろに反らすと、首がぎしぎしと音を立てて痛んだり、こめかみ周辺から頭が痛かったりはしていませんか?
このような症状がある場合には、ストレートネックになっている可能性が高く、血流が悪くなって耳鳴りが引き起こされているかもしれません。
耳鳴りを伴うほどのストレートネックは、かなり症状が進行しています。
放置すると痛みが強くなる恐れや、耳鳴りやめまいの症状が悪化する恐れがありますので、速やかに受診するようにしましょう。
□ストレートネックと耳鳴りを緩和させるためには?
ストレートネックと耳鳴りの症状を緩和するためには、まずは生活習慣を整えることが必要です。
食事はしっかりとり、湯船に入って血流を促進し、睡眠を十分に取りましょう。
軽い運動を行うことも忘れないでください。
健康な身体は、健康な生活リズムから作られます。
また、ストレスをためないことも大切です。
ストレスをゼロにすることは難しいと思いますので、ストレスを感じることからはなるべく距離を置くようにし、たまったストレスは各々の方法で発散しましょう。
思い切って休息を取るのも良いですね。
耳鳴りがひどい場合には、難聴や聴神経腫瘍などの他の深刻な病気によって耳鳴りが起きている可能性もあります。
知らぬうちに病が進行することのないよう、一度病院で診察を受けましょう。
□まとめ
今回は、ストレートネックによる耳鳴りについて解説しました。
ストレートネックにより血流が悪くなると、耳鳴りが引き起こされることがあります。
ただ、耳鳴りを伴うほどのストレートネックは、かなり症状が進行していることが疑われるため、我慢せずに病院を受診するようにしましょう。


電話でのお問い合わせ・ご予約は
- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
- 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
- 東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
- 牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。