「後頭部が痛くて、日常生活もままならない」
頭痛がするとこのように体を動かす元気がなくなりますよね。
また、なぜ頭痛がするのかが分からないと不安になるでしょう。
今回は、後頭部の頭痛の原因についてご紹介します。
□後頭部の頭痛の原因
後頭部の頭痛がある場合、2つの原因が考えられます。
1つ目は、後頭神経痛です。
後頭神経痛は、姿勢の悪さやストレスが原因で発症します。
後頭部全体や頭頂部に痛みを感じやすいことが特徴です。
ピリピリ・キリキリ・ズキズキとした痛みを感じます。
長時間PCやスマートフォンを使用している人や運動不足、冷え性の方は発症のリスクを高めるので注意しましょう。
2つ目は、緊張型頭痛です。
緊張型頭痛は、身体的・精神的ストレスが原因で発症することが多く、重くのしかかるような痛みを感じます。
後頭部を中心に頭の両側や首筋にかけて発症し、後頭部全体か後頭部両側に痛みを感じます。
緊張型頭痛は、頭痛以外にも首や肩の凝りがあったり、光や音がわずらわしく感じたりする症状もあります。
血流が悪くなったり、ストレスや緊張を感じたりすると発症しやすくなるので、血流を良くするために腕を前後に回して肩凝りを和らげましょう。
また、帰宅時にゆっくりと入浴して体を温めるのも血流が良くなるので効果的です。
□寝起きの頭痛は枕の高さが原因かも…
朝目覚めてすぐ頭痛がする場合、枕が原因の可能性があります。
頭は約4キロから6キロの重みがあるのをご存じでしょうか。
首は日中、この重さの頭を支えているため、負荷がかかり続けています。
合わない枕で寝ていると、夜も首に負荷をかけていることになります。
症状を改善するには、適切な高さの枕を使用しましょう。
枕が高すぎたり低すぎたりすると、首の筋肉の緊張を和らげられなかったり、椎間孔という頸椎周辺の神経の通り道になる穴を狭くしたりして、頭痛を引き起こします。
枕の重要な役割は、頸椎という首の骨の角度を正しくすることです。
枕を適切な高さにすることで、睡眠時にリラックスしながら首や首周りの筋肉を休められます。
また、頭痛だけでなく、ヘルニアの方や日中の姿勢に問題がある方にとっても睡眠姿勢の改善は大切です。
□まとめ
今回は、後頭部の頭痛の原因についてご紹介しました。
2つの原因を紹介しましたが、どちらもストレスによって引き起こされることが多いです。
できるだけストレスを溜めないように、適度に休息をとったり、リラックスして過ごしたりしてくださいね。


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- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
- 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
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- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。