私たちの体調に強い影響を与える自律神経。
意識的にコントロールできるものではなく、自律神経が乱れるとそのまま心身も不調になってしまいます。
自律神経を整える基本的な方法としては生活習慣を見直したり、リラックスできる環境を整えたりすることですが、これでは少し時間がかかってしまいますよね。
何か今すぐに整える方法はないのでしょうか。
今回は、自律神経を即座に整えられる方法をご紹介します。
□自律神経の乱れのセルフチェック
まずは今すぐ確認できる自律神経の乱れのセルフチェック表をご覧ください。
・頻繁に頭痛が起きる
・胸が圧迫されるような息苦しさを感じることがある
・めまいがする
・肩こりしやすい
・なんとなく全身がだるい
・下痢や便秘になりやすい
・なんとなく不安を感じる
・意味もなくイライラする
・集中力が続かない
・活力がわかない
・特に朝の気分が優れない
これらに当てはまる項目が多いほど、自律神経が特に乱れているかもしれません。
自律神経の乱れは、ストレス・プレッシャー・環境の変化・生活習慣の悪化などによって、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで生じます。
最近の生活を振り返ってみると思い当たる節があるのではないでしょうか。
長期的にできる改善方法としては冒頭でもお伝えしたように、生活習慣を見直したり、リラックスできる環境を整えたりすることが挙げられます。
ぜひ積極的に取り組んでみてください。
□今すぐできる自律神経の整え方
*手のひらを広げる
強いストレスを感じていたり、緊張していたりする時、人間は手を強く握りしめていることがあります。
これだと余計に身体が固まってしまうので、意識して親指の力を抜いて、手のひらを広げてみてください。
少しリラックスできるようになるはずです。
*水を飲む
お水を飲むと、刺激されて胃腸の動きが活発になります。
すると、サラサラな血液を全身に行き渡らせるために副交感神経が優位になり、緊張や不安がほぐれるようになります。
意識的に水分を取るようにしてみてください。
*口角をあげる
顔の筋肉をあげる小さな動きではありますが、自律神経を整えるのに笑顔は非常に有効です。
最初は作り笑いでも構いません。
口角をあげることを意識して、リラックスできるようにしましょう。
自律神経を整えるためには、副交感神経を優位にさせることが大切です。
「ゆっくり」「楽に」「にっこり」することを心がけるだけで、すぐに自律神経を整えられる可能性が高まります。
上記でご説明した、生活習慣の改善やリラックスできる環境を整えることと併せて行いましょう。
□まとめ
今回は、今すぐにできる自律神経の整え方をご紹介しました。
手のひらを広げたり、お水を飲んだり、口角をあげたりといった方法はとても些細で驚いた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし「ゆっくり」「楽に」「にっこり」の3拍子の効果は絶大です。
ぜひこの機会に試してみてください。


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- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
- 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
- 東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
- 牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。