毎日パソコンを使用して仕事をする方やさまざまな物を運ぶ仕事などをしている方は、肩こりに悩まされているのではないでしょうか。
肩こりになると姿勢が悪くなるだけでなく、身体に負担がかかるので辛いですよね。
そこで、今回は肩こりを緩和するストレッチを紹介します。
□肩甲骨を動かすことで肩こりが解消する?
「肩」と聞いて、イメージするところは人によって異なるかもしれません。
一般的に、腕と胴を繋いでいるところを「肩」と言います。
上記を踏まえた上で肩こりを解消するためには、肩の構造についてさらに見ていきましょう。
この肩は上腕骨と肩甲骨が関節を形成している「肩甲上腕関節」と肩甲骨と鎖骨が繋がっている「肩鎖関節」とで形成されています。
分かりやすく骨でイメージすると、上腕骨と肩甲骨、鎖骨の3つの骨が肩を形成しています。
この骨の周りにある筋肉には、「三角筋」や「僧帽筋」があります。
肩を揉むときに触る筋肉がこの「僧帽筋」です。
この筋肉は非常に範囲が広いので、肩を揉むときは一部しか触れていません。
肩を形成している骨は、腕の可動上、肩甲骨に繋がっている筋肉が無数にあります。
したがって、肩甲骨を動かすことで、肩回りの血流が上がり、身体をスッキリさせることができるのです。
□肩こりの解消法!ストレッチを紹介!
では、肩こりを少しでも軽減するために、どのように肩甲骨を動かせば良いのでしょうか。
ここでは、猫背や冷えにも効果が期待できるストレッチを紹介します。
まず、両ひじを曲げ、ひじを肩より上に上げます。
腕が上がりづらい肩は、できるところまでで問題ありません。
手は軽く握り、鎖骨あたりに置きましょう。
次に、腕がV字になるように側方へ広げたところから、息を吐きつつ5秒かけて胸を張るように両ひじをゆっくり後ろに引きます。
この際、肋骨から肩甲骨を「はがす」意識で可能な限り強めに寄せます。
また、可能な限りひじの位置を下げないこともポイントです。
そして、肩甲骨を引き寄せたままひじを下げ、脱力します。
この動作を5回繰り返します。
起床後に5回、就寝前に5回行い、習慣化させることをおすすめします。
また、デスクワークの合間に行うのも効果的です。
1つ1つの動作に、丁寧に時間をかけて行うのがポイントです。
□まとめ
肩こりは、日々の生活にも支障をきたすのでできるだけ改善したいですよね。
辛い肩こりに悩まされている方は、血流を良くするためにもまず一度紹介したストレッチを試してみてください。
ストレッチを習慣化することで、肩甲骨が自由に動くようになり、肩こりが軽減されるでしょう。


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- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
- 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
- 東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
- 牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。