「頭が痛い」「歩くとふらふらする」
このような症状をお持ちのあなたは、「自律神経失調症」の疑いがあります。
ストレスが多い最近の社会では、自律神経失調症に悩まされる方が増加しています。
また、その症状は全身に及びます。
そこで、今回は自律神経失調症の症状を紹介します。
□自律神経失調症ってなに?
「自律神経失調症」は、一体どのような状態のことを言うのでしょうか。
簡単に言うと、体を活発に働かせる自律神経と反対に体を休ませる神経である副交感神経のバランスがストレスなどの原因によって乱れている状態です。
アクセルの役割をしている交感神経もブレーキの役割をしている副交感神経も、「自律神経」と呼ばれる脳や胸、腹、筋肉、皮膚など体全体にある神経です。
人間の生活には必ず必要なものです。
例えば、胃腸を例に挙げると、交感神経が強く働くと便秘になり、副交感神経が働くと下痢の症状が起こります。
皮膚であれば、交感神経が汗を出し、副交感神経はほてりを感じやすくします。
各臓器で自律神経の作用に違いがあるので、自律神経失調症はさまざまな症状を引き起こします。
体調やストレス、時間などによって症状や症状の強さが変わるので、日常生活に大きな影響をもたらします。
□自律神経失調症の症状について
自律神経失調症は、全身に症状が現れます。
ここでは、症状が現れやすい頭と眼、耳について紹介します。
*頭
頭痛や偏頭痛、筋緊張性頭痛、脱毛など頭だけでも複数の症状があります。
ズキズキとした痛みや後頭部が締め付けられるような痛みなどを感じる方が多いです。
また、頭全体に重さを感じる方もいます。
*眼
まぶたの痙攣やドライアイ、涙目、眼精疲労などがあります。
目がしょぼしょぼしたり、まぶたが重くなったりなどの症状があります。
中でも、まぶたの痙攣は自律神経失調症で多い症状です。
*耳
耳鳴りや耳の閉塞感があります。
耳鳴りは、「ザー」という音が続いたり、突然聞こえたりすることがあります。
閉塞感については、耳の中に何かがあるように感じます。
また、耳は平衡感覚を正常にする機能もあるので、その機能が失われ、めまいが起きることもあります。
以上の3つの他にも、のどの痛みや消化器系、循環器系など全身に症状が現れます。
□まとめ
自律神経失調症は、ストレスによって引き起こされることが多いです。
症状も人によって異なり、日によって症状も変わります。
急に疲れやすくなったり、頭痛や肩こりなど体に異変が現れたりした場合は自律神経失調症かもしれません。
まずは生活習慣を整えることを意識しましょう。


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- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
- 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
- 東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
- 牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。