妊娠中の女性が経験する体の変化や痛みは、日常生活に大きな影響を与えることがあります。
健康的な妊娠期間を送るためには、適切なケアが不可欠です。
本記事では、妊娠中の鍼灸のメリットと安全な施術を受けるためのポイントを紹介します。
これにより、快適な妊娠生活をサポートし、健康な出産につなげるお手伝いができればと思います。
□妊娠している方が鍼灸で得られる4つのメリット
妊娠中の女性にとって、鍼灸は多くのメリットを提供します。
以下の4つのポイントは、特に注目すべきメリットです。
1:つわりや腰痛の軽減
妊娠初期のつわりや腰痛は、多くの妊婦が経験する一般的な症状です。
鍼灸による筋肉の緩和や血流改善は、これらの不快な症状を軽減する効果が期待できます。
2:ストレスの緩和
妊娠は心身に多大なストレスを与えることがあります。
鍼灸は自律神経を整え、リラックス効果を提供するため、妊婦のストレス緩和に役立ちます。
3:骨盤のゆがみ調整
妊娠中のホルモン変化は骨盤のゆがみを引き起こすことがあり、これが腰痛の原因となることも。
鍼灸による骨盤調整は、出産に向けて体を最適な状態に保つのに有効です。
4:出産時の負担軽減
鍼灸は妊娠中の体の緊張を解きほぐし、出産時の負担を軽減することにも繋がります。
筋肉がリラックスすることで、出産時の柔軟性が増し、スムーズな出産が期待できます。
□妊娠中の鍼灸利用時の注意点
鍼灸を受けることで多くのメリットがありますが、妊娠中に鍼灸を利用する際には次のような注意点があります。
1:医師の相談
妊娠中の鍼灸利用前には必ず医師に相談し、承認を得ることが重要です。
これにより、リスクを避け、安全に施術を受けることが可能です。
2:妊娠中であることを告知
鍼灸院には必ず妊娠中であることを伝え、妊婦向けの施術を受けるようにしてください。
これにより、施術者が適切な技術を選択し、安全に対応します。
3:体調不良時の対応
体調が悪い日は、無理をせず施術を延期することが賢明です。
また、施術中に不快感を感じた場合には、直ちに施術者に知らせてください。
4:無理な姿勢の避け方
施術中の無理な姿勢は、母体や胎児に悪影響を及ぼすことがあるため、快適で安全な体位で施術を受けることが重要です。
□まとめ
妊娠中の鍼灸は、正しく利用すればつわり、腰痛の軽減からストレス緩和、骨盤調整まで、妊婦にとって多くのメリットがあります。
上記のポイントを守り、安全に鍼灸を活用することで、健康で快適な妊娠生活を送れるでしょう。
妊娠期間中の体と心のケアを鍼灸でサポートし、積極的な自身のケアを行いましょう。


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- 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
- 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
- 東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
- 牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
- 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
- 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
- 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。