妊娠や出産を経ると、骨盤が開くといわれています。
女性の骨盤は、赤ちゃんをお腹の中で育てるために柔軟性に優れており、骨盤も開きやすくなっているのです。
では、骨盤が開くとどうなるのでしょうか。
骨盤の歪み具合をチェックする方法とともに解説します。
冒頭で触れたように、骨盤が開くのには妊娠や出産が大きく影響しています。
ただそれ以外にも加齢による筋力低下が原因となることもあるため、男性でも起こることのある症状です。
骨盤が開くと起こる症状には、以下のものがあります。
・体型の乱れ
・O脚やX脚
・むくみ
・冷え性や便秘
・肩こりや腰痛
・ひどい生理痛
骨盤が開いていることに気づけることはほとんどなく、このような症状を伴って受診したら明らかになることが一般的です。
もしも今、上記のような症状で悩んでいるのであれば、骨盤が開いていることが原因の1つかもしれません。
骨盤の開きは、普段の座り方や歩き方、運動で改善できる可能性があります。
座る際は体がL字になるように意識し、歩く時は背筋を伸ばし、お尻が下に引っ張られるような感覚で歩くよう意識してみてください。
骨盤を閉じる効果や予防する効果が期待できます。
1.仰向けの状態で足を伸ばし、肩幅まで足を開きます。
2.力を抜き、腰から下を左右に揺らします。
3.動きを止め、頭を起こしてつま先の角度を確認します。
足からつま先が80度から90度のV字になっていたら、骨盤は開いていません。
どちらか左右に傾いていたり、90度以上開いていたりしたら、骨盤が開いている可能性があります。
1.真っ直ぐ立った状態で目を閉じます。
2.そのまま目を閉じて、その場で足踏みをしてください。
3.30回程度で足踏みをやめ、最初に立っていた位置から移動した位置を確認します。
右や左に移動してしまっている場合、骨盤はその向きに開いている可能性があります。
前や後ろに移動してしまっている場合は、重心が前や後ろに下がっているといえます。
1.目を閉じて、片足立ちをそれぞれの足で10秒行います。
2.片足立ちができたかで確認します。
片足立ちができなかったのであれば、骨盤が開いている可能性があります。
しかし、このチェック法では体幹の有無が影響することもあるので、他のチェック方法と併せて実施するのがおすすめです。
今回は、骨盤が開くとどうなるのかという観点から、セルフチェック方法などを併せてご紹介しました。
骨盤が開くと体型の乱れや腰痛などを引き起こすため、思い当たる節がある方はぜひセルフチェックをしてみてください。
開いた骨盤は、正しい座り方や歩き方などで改善できます。
お悩みの方は当院にてご相談ください。
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院長:根岸 清人
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