「ぎっくり腰は40歳を超えたあたりから起こる症状」なんて思っていませんか?
実は、ぎっくり腰は20代でも十分に起こりうるものです。
なぜならぎっくり腰は、日常生活の積み重ねが原因で起こるからです。
一体どういうことなのでしょうか。
20代でぎっくり腰が起きてしまう原因は「20代で起きやすい原因」と「どの年代でも起きる原因」の2つに大別することができます。
「20代で起きやすい原因」が特に当てはまるのは、スポーツを盛んに行っている方です。
激しい動きが必要なスポーツでは、ジャンプをしたり腰を捻ったりして、身体に大きな負担をかけています。
それが原因で、20代であってもぎっくり腰が起きてしまうことは頻繁にあるでしょう。
ならば、スポーツや運動をあまりしていなければ、ぎっくり腰になる可能性は低いのかというとそういうわけではありません。
幼少期からあまり運動をしてこなかったのであれば、骨格や筋肉が未発達なままのため、腰の耐久性が低くなっています。
ちょっとした動作でもかかる負担に腰が耐えきれず、ぎっくり腰になることは十分にあり得るでしょう。
「どの年代でも起きる原因」としては、以下の原因が考えられます。
・冷え性
・長時間同じ姿勢をしている
・筋肉疲労
・心的ストレス
・骨盤の歪み
冷え性や長時間同じ姿勢でいることが多い方は、腰周辺に緊張状態が続いていたり、骨盤が歪んでいたりすることがあります。
この状態で急に腰に負担がかかると、ぎっくり腰の原因となります。
また、腰回りの筋力が低下していることも原因の1つです。
もしもぎっくり腰になってしまったら、まずは安静にすることが大切です。
ぎっくり腰になってから2日程度は炎症期と呼ばれ、辛い痛みが続きます。
無理せず、仕事がある場合は休むことをおすすめします。
ぎっくり腰の痛みを緩和するには温めると回復が早くなる場合があります。
ぎっくり腰から数日経つと、少しずつ痛みが和らいできます。
痛みが和らいできたら、無理のない範囲ではありますが、積極的に体を動かすようにしてください。
ずっと安静にしていたり、楽な姿勢をしていたりすると、筋肉が固まって治るのに時間がかかってしまいます。
最悪の場合、骨盤のさらなる歪みを引き起こす可能性もあるため、無理のない範囲で動かすよう心がけましょう。
今回は、20代のぎっくり腰について解説しました。
ここでご紹介した原因に当てはまることがありましたら、さまざまな方法で改善していきましょう。
ぎっくり腰は、ふとした時に起こるものではありません。
日常生活を見直し、予防に繋げましょう。
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院長:根岸 清人
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