私たちの体調に強い影響を与える自律神経。
意識的にコントロールできるものではなく、自律神経が乱れるとそのまま心身も不調になってしまいます。
自律神経を整える基本的な方法としては生活習慣を見直したり、リラックスできる環境を整えたりすることですが、これでは少し時間がかかってしまいますよね。
何か今すぐに整える方法はないのでしょうか。
今回は、自律神経を即座に整えられる方法をご紹介します。
まずは今すぐ確認できる自律神経の乱れのセルフチェック表をご覧ください。
・頻繁に頭痛が起きる
・胸が圧迫されるような息苦しさを感じることがある
・めまいがする
・肩こりしやすい
・なんとなく全身がだるい
・下痢や便秘になりやすい
・なんとなく不安を感じる
・意味もなくイライラする
・集中力が続かない
・活力がわかない
・特に朝の気分が優れない
これらに当てはまる項目が多いほど、自律神経が特に乱れているかもしれません。
自律神経の乱れは、ストレス・プレッシャー・環境の変化・生活習慣の悪化などによって、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで生じます。
最近の生活を振り返ってみると思い当たる節があるのではないでしょうか。
長期的にできる改善方法としては冒頭でもお伝えしたように、生活習慣を見直したり、リラックスできる環境を整えたりすることが挙げられます。
ぜひ積極的に取り組んでみてください。
強いストレスを感じていたり、緊張していたりする時、人間は手を強く握りしめていることがあります。
これだと余計に身体が固まってしまうので、意識して親指の力を抜いて、手のひらを広げてみてください。
少しリラックスできるようになるはずです。
お水を飲むと、刺激されて胃腸の動きが活発になります。
すると、サラサラな血液を全身に行き渡らせるために副交感神経が優位になり、緊張や不安がほぐれるようになります。
意識的に水分を取るようにしてみてください。
顔の筋肉をあげる小さな動きではありますが、自律神経を整えるのに笑顔は非常に有効です。
最初は作り笑いでも構いません。
口角をあげることを意識して、リラックスできるようにしましょう。
自律神経を整えるためには、副交感神経を優位にさせることが大切です。
「ゆっくり」「楽に」「にっこり」することを心がけるだけで、すぐに自律神経を整えられる可能性が高まります。
上記でご説明した、生活習慣の改善やリラックスできる環境を整えることと併せて行いましょう。
今回は、今すぐにできる自律神経の整え方をご紹介しました。
手のひらを広げたり、お水を飲んだり、口角をあげたりといった方法はとても些細で驚いた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし「ゆっくり」「楽に」「にっこり」の3拍子の効果は絶大です。
ぜひこの機会に試してみてください。
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院長:根岸 清人
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