肩こりに悩まされている方が多いですが、肩こりは筋肉の疲労で起きると思われがちです。
しかし、内臓の疲労によって起こることもあります。
一体どのようなメカニズムで内臓から肩こりへ繋がるのでしょうか。
今回は、内臓から起こる肩こりについて紹介します。
あなたは、腹痛や息が苦しくなったとき、お腹周りや胸、背中に力が入ってしまった経験はありませんか。
実は、この内臓の不調が原因で肩こりが起こることがあるのです。
内臓の近くやそれに関連する筋肉に力が入ることを「内臓体制反射」と言います。
お腹の調子が良くないとき、お腹周りにある横隔膜が固まります。
筋肉は全身で繋がっているので、隣同士の筋肉にも影響を及ぼします。
そして、その影響で背中や肩甲骨も硬くなってしまうのです。
このように肩こりは単なる肩の疲れではなく、内臓の疲れも原因として考えられます。
では、内臓の疲れからくる肩こりを改善するにはどうすればいいのでしょうか。
人間の体は、睡眠によってその日の疲労をリセットし、記憶を整理します。
十分に休息を取ることによって、次の日も快適な生活を過ごせます。
しかし、睡眠時間が少ないと、体の回復が追い付かず、疲労が日に日に溜まっていきます。
それによって内臓も疲れていくので、睡眠時間をしっかり確保しましょう。
食べ物を消化できる量は、人によって異なります。
しかし、消化できる量以上に食べると胃で消化しきれず、腸に負担をかけてしまいます。
そして、最終的に老廃物が溜まり、胃腸の機能低下を招きます。
食べ過ぎは血糖値にも影響をもたらしますし、内臓疲労も蓄積します。
あなたの消化できる量を把握し、適切な量で食事を楽しみましょう。
食品添加物は、人間の腸内環境に悪影響をもたらします。
現在の日本の食文化では、食品添加物を避けることはほぼ不可能だと言われています。
しかし、ゼロにすることはできなくても少なくすることはできます。
例えば、コンビニやチェーン店での外食を減らしたり、調味料を無添加のものにしたり、できるだけ国産のものを食べたりなどの対策があります。
肩こりは筋肉の疲労によって起こるものだと思われますが、内臓の疲労も影響します。
内臓の疲労を軽減するためには、睡眠時間をしっかり確保すること、食べ過ぎないこと、食品添加物を避けることがポイントです。
肩こりは日常の習慣で引き起こされるので、毎日の生活を見直してみましょう。
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院長:根岸 清人
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