肩こりは、多くの現代人が抱える問題です。
特に、自分の体をよく知り、症状を自分でチェックしたいと考える人たちにとって、肩こりは避けては通れないテーマとなっています。
今回の記事では、肩こりのタイプとその原因を明確にし、自分で簡単に肩こりの状態を確認する方法を提供します。
肩こりに悩むあなたに、この記事が一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
1.本態性肩こり
本態性肩こりは、日常生活の中でよく見られるタイプです。
過労や疲労、運動不足、そして悪い姿勢などが主な原因とされています。
このタイプの肩こりは、生活習慣の改善やストレスの適切な発散、体の休息によって解消する可能性が高いです。
姿勢を整えるだけでなく、冷えに対する予防措置も重要なポイントとなります。
2.症候性肩こり
症候性肩こりは、病気が原因で発生するタイプです。
高血圧、心臓病、脳梗塞など、多くの病気がこのタイプの肩こりを引き起こす可能性があります。
このケースでは、整形外科だけでなく内科や皮膚科など、多角的な診断が必要とされます。
症状が続く場合は、専門医の診断を受けることが最も確実な解決策となります。
3.心因性肩こり
心因性肩こりは、心の状態が影響するタイプです。
うつ病や気分障害、不安症などが主な原因とされています。
実際に肩を触っても硬くない場合でも、本人は肩こりを強く感じることがあります。
このタイプの肩こりに対する対策は、心のケアが不可欠であり、専門の心療内科などでの診断が推奨されます。
自分自身で触ってわかる肩こりのチェック方法をお伝えします。
1.後頭部のツボを押す
後頭部にある「天柱」というツボを押し、痛みを感じたら肩こりの可能性があります。
この方法は、頭痛が肩こりに起因する場合にも有用です。
痛みを感じたら、その部分を優しくほぐしてみましょう。
2.首筋の筋肉を触る
首筋の筋肉を触り、痛みを感じたら肩こりの可能性が高いです。
特に、耳の後ろから鎖骨にかけての筋肉が硬い場合、早めの対処が必要です。
この状態が続くと、首こりや頭痛にもつながる可能性があります。
3.腕の外側を押す
腕の外側にある「手三里」というツボを押し、痛みを感じたら肩こりの可能性があります。
この方法は、肩こりの程度を知りたいときに特に役立ちます。
痛みが強い場合は、より深刻な肩こりの可能性が高いです。
4.背中の筋肉を押す
背中の棘上筋と棘下筋を押し、痛みを感じたら肩こりの可能性が高いです。
この方法も、肩こりの程度を知る上で非常に有用です。
痛みを感じた場合は、早めの対処が必要です。
肩こりは、その原因やタイプによって対処法が異なります。
本態性、症候性、心因性といった肩こりのタイプを理解し、自分で簡単にチェックする方法を活用することで、より効果的なケアが可能です。
肩こりに悩むあなた自身が、最も信頼できる情報源です。
自分の体を知り、適切なケアを行いましょう。
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院長:根岸 清人
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