卵子の質は様々な要因で年を重ねるごとに低下していってしまいます。
社会で活躍される女性が増えるとともに日本全体で晩婚化が進み、お子さんを生む年齢も年々上がっているのが日本社会の現状で、実際に不妊にお悩みの方も年々増加傾向にあるのです。
そんな晩婚化に伴い卵子の質というのは、不妊に悩む女性の方の多くが直面する悩みなのではないでしょうか?
前回は卵子の質を下げる原因となる「冷え」の改善についてご紹介しましたが、今回は冷え以外の生活習慣に関わる部分で、卵子の質を上げる方法をご紹介いたします。
青魚に多く含まれているオメガ3脂肪酸という成分は血中のコレステロールを取り除いて血流を改善してくれるのです。
脂肪と聞くとダイエットやメタボの敵なので悪い印象を持っている方もいると思いますが、あくまでも取りすぎると良くないだけであって、人間にとっては大切な栄養素となっています。
オメガ3脂肪酸は熱に弱いという特徴を持っているので、できるだけ刺身で栄養素を摂取するとよいでしょう。
卵子の質の低下はストレスによって加速してしまうのです。
ストレスは自律神経を乱してしまい、血管が収縮することによって結果的に血流の悪化になってしまいます。
この自律神経を安定させる働きがある栄養素が「ビタミンE」なのです。
アーモンドやアボカド、落花生、サバ、カボチャ、ホウレンソウ、サツマイモなどに多く含まれているので、普段の食生活に積極的に取り入れるとよいでしょう。
ストレスによって発生するのが、活性酸素という卵子の老化を促進してしまう物質です。
ストレスを溜めないことも大切ですが、不妊治療をしているというだけでストレスは溜まってしまうものですよね。
ここで重要になってくるのが発生してしまった活性酸素を抗酸化物質によって撃退するということです。
抗酸化物質はビタミンCやビタミンEに豊富に含まれており、ストレスに対する抵抗力を強めることができます。
ビタミンCはパプリカやバナナ、キウイ、モロヘイヤ、グレープフルーツなどに多く含まれていますが、水溶性なので調理中に水に溶けださないようできるだけ加熱時間の少ない調理方法で摂取しましょう。
卵子の質を上げる方法についてお分かりいただけましたか?
不妊治療を意識しすぎて知らず知らずの間に体がストレスを感じてしまい、せっかく治療を行っているのになかなか妊娠しないということは悪循環ですよね。
普段の生活習慣を見直すと同時に、安心して通える不妊治療の病院や鍼灸院を探すことが重要なのです。
当院では経験豊富な鍼灸師が不妊鍼灸の悩みや不安の相談にも応じますので、不妊治療で鍼灸をお考えの方はぜひ一度きよ鍼灸院にご相談くださいね。
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院長:根岸 清人
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