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あなたは知ってる?鍼灸で腰痛を治療する際のメリット・デメリット

2017年10月30日(月)06:00

この記事を読んでいる方の中で、辛い腰痛に悩まされている、という方はいらっしゃいませんか?
腰痛はほっといたら自然に治るものがほとんどですが、中には痛みで生活に支障が出るから一刻も早く腰痛を治したい、と考える方もいらっしゃるでしょう。

腰痛の治療法で、日本ではあまり利用されていないものの中に「鍼灸」による治療法があります。

今回はこの腰痛の治療にこの鍼灸を利用することのメリット・デメリットをご紹介しようと思います!

■鍼灸って何?

腰痛の治療に鍼灸を利用するか考える前に、まずは鍼灸について知っておきましょう。

鍼灸とは、細い金属の鍼(はり)やもぐさを使った灸(きゅう)で、体のツボに刺激を与え、人体に作用させて様々な疾患・病気の予防や治療を行うという東洋医学の治療方法です。

 

■腰痛に鍼灸を利用するメリット

それでは実際に、腰痛の治療として鍼灸治療を行うことのメリットを紹介していきます!

・副作用がないこと

腰痛の痛みを鎮痛剤で抑えようとするとどうでしょう。
鎮痛剤を飲み続けると胃腸や肝臓に負担がかかってしまいます。

そうなると、多臓器の障害を起こしてしまう可能性も出てきます。
それに比べ、鍼灸治療では腰痛の痛みを抑える鎮痛作用がありながらも、薬剤のように胃腸や肝臓への副作用がない点が特徴です。

・身体への負担が少ないこと

鍼灸治療では、手術のように体に対する侵襲性が大きくないので、術後に後遺症に悩まされることがありません。
また、手術ではどうしても失敗のリスクが付きまといますが、鍼灸治療では失敗のリスクがないことも特徴です。

・インナーマッスルにも対応できること

腰痛で問題になるのが大腰筋や多裂筋などのインナーマッスルです。
しかし、マッサージや電気治療等の体表からの治療法では、これらのインナーマッスルにアプローチができません。
そこで、鍼灸治療を行うことで最深部の大腰筋にも治療を施すことができるというわけです。

■腰痛に鍼灸を利用するデメリット

続いて、腰痛の治療に鍼灸治療を利用することのデメリットにどのようなものがあるのか確認しましょう。

・鍼を刺すことへの恐怖心があること

鍼灸治療では、どうしても「体に鍼を刺すなんて怖い」と感じてしまう人が多いと思います。
この恐怖心から、治療中に気分が悪くなることが稀に見られるようです。

・内出血を起こすことがあること

鍼灸で使う鍼は非常に細い鍼を使います。
細い鍼なので、めったに出血は起こりませんが、稀に毛細血管に傷がついて内出血が起こることがあります。
しかし、身体に危険が及ぶほどの出血はないので、心配しなくても大丈夫です!
いかがでしたか。
辛い腰痛を早く治すためにも、鍼灸治療を利用することをおすすめしますが、鍼灸治療のメリットやデメリットを事前に知って「怖い」という気持ちをなくしてから治療にのぞむようにしてくださいね!

 

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院長:根岸 清人
経歴:

  • 大学院(生命工学)を修了、大学院時代は国立予防衛生研究所(現、国立感染症研究所)にて研究を行う
  • 大学院を修了後、食品会社にて研究および衛生管理に携わる。その後、鍼灸専門学校に入学、鍼灸師、鍼灸専門学校講師となる。
  • 東京衛生専門学校東洋医療総合学科、及び、同校臨床教育専攻科(教員養成課程)卒業。
  • 牧田総合病院附属、牧田中医クリニックにて5年間研修をおこなう。
  • 同クリニックにて脳血管障害に対する鍼灸施術法、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)上級の課程を修了。
  • 山元リハビリクリニックにてYMSA短期研修を受ける。
  • 鍼灸専門学校の非常勤講師として鍼灸の指導を行いながら、施術院にて鍼灸・マッサージ施術の多数の臨床経験を積む。

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