肩こり・腰痛に悩まされている方、「治療を受けたいけどどの治療を受けたら良いか、イマイチわからない」、そんな方は必見です。今回は、それぞれの治療の違いを紹介します。
鍼は、血行の流れを良くするお手伝いをします。皮膚や筋肉にある感覚神経を刺激することで、脳などの中枢神経を介して、痛みを治めてくれる作用があります。
また、自然治癒力や自己免疫力といった、身体自身が本来持っている力を呼び起こします。
身体に鍼を刺すということに、怖いと感じる方もいらっしゃると思います。
しかし、鍼治療で使用する鍼はとても細く、痛みをほとんど感じることもありません。また、症状や使用目的によって、鍼の長さ・太さ・種類を使いわけるので、お医者さんと相談して治療を進められます。
灸は、ヨモギで作った艾(もぐさ)を使用し、ツボに刺激を与えることで自然治癒力や免疫力を高め、痛みに対しての鎮痛効果があります。漢方療法の1つといわれています。
艾は、乾燥させたヨモギの葉の裏にある白い綿毛を精製したものです。ヨーロッパでは、ハーブの女王とも呼ばれ、胃を整える効果や、利尿、解熱、止血など様々な薬用成分が含まれています。
鍼灸治療は、様々な病気に有効性があると、世界保健機関が発表しています。
例えば、運動器系であれば、関節炎・リウマチ・五十肩・腰痛・むちうち・捻挫など。婦人科系・泌尿器系であれば、生理痛・月経不順・更年期障害・冷え性・膀胱炎などにも効果があるとされています。その他にもさまざまな病気に効果があり、子どもからお年寄り、妊婦まで幅広い方が鍼灸治療を受ける事ができます。
あん摩のあんは「おさえる」、摩は「なでる」を意味しており、押す・揉む・さする・なでる・たたくといった手法で、身体の変調を整える中国から伝わった手技です。
あん摩は、身体の中心の心臓から末端方向へ施術します。筋肉を緩めることが主な目的で、身体の不調(疲労、府民、めまい、頭痛、食欲不振など)を整え、健康維持を図ります。
ヨーロッパやエジプト、インドなどで生まれ、日本には昭和20年代に入ってきました。マッサージはあん摩と反対で、身体の末端から中心に向かって施術します。直接皮膚に刺激を与えることで、血液やリンパ液の循環を良くして新陳代謝を促します。
親指や手のひらを使い、ゆっくり押す、早く押す、急に押すなどの技法を使い、洋服の上から、一点(ツボなど)への刺激を行います。身体に対して刺激を与えて生体の機能を高めて、健康の維持や増進を図ります。
いかがでしたか?
今回は鍼灸、あん摩、マッサージ、指圧の違いをご紹介しました。みなさんの肩こりや腰痛の痛みや悩みに合わせて、治療を使い分けてみてください。
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院長:根岸 清人
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