男性の不妊症が最近問題になってきていることをご存知でしょうか。
女性だけでなく男性も不妊症にかかる可能性があり、妊娠しない原因の半分は男性側の性機能に問題があるとされています。
今回は男性の不妊の治療の1つである鍼灸についてご紹介します。
男子不妊の原因とは一体何でしょうか?
原因は大きく分けて2つ存在します。
まず男性不妊の原因の1つとして性機能障害が挙げられます。
性機能障害は、ED(勃起障害)、膣内での射精ができない射精障害、精子が膀胱へ流れてしまう逆行性射精があります。
これら性機能障害の原因の9割はストレス、飲酒、喫煙といった生活習慣に大きく関わるものです。
年齢を重ねるとみられる肥満や高血圧など、体が悪い状態に陥るとEDになりやすいと言われています。
射精障害は勃起は起こるものの膣内に射精ができない事であり、心因性の障害であるとされます。
造精機能障害は、精子を作る機能に問題があることで、主に乏精子症、精子無力症、精子奇形症の3つがあります。
乏精子症は1回の射精での精子の数が少ないことを指します。
全く精子が存在しない無精子症の場合もあります。
精子無力症は精子の働きが悪いこと、精子奇形症は精子の形状が異常であることです。
EDや射精障害によって性行為や射精ができないことが原因の場合、ストレスや海綿体への血流の流れに問題がある可能性があります。
鍼灸はリラックス効果や血行促進の効果がありますので、EDには鍼灸が効果が発揮すると言えます。
ただしEDの原因の全てがそうしたものとは限りません。
他の病気の治療に使っている医療品の服用が直接の原因になっていることがあるからです。
その場合、医療品の使用をやめない限りEDは改善されない可能性が高いので注意しましょう。
造精機能障害の場合、精子の数を増やすこと、精子の働きを良くする事が治療の目標になります。
精子を生産するためにはホルモン分泌と十分な血流が必要となるので、鍼灸は精子の質を向上させる為にも効果的です。
一般的に射精は数日に1回のペースで頻繁に行われるので、精子が短期間で作られるイメージをお持ちの方がいらっしゃるかと思います。
しかし、実際には精原細胞から始まり成長して立派な精子になるには2ヶ月以上の期間が必要です。
ですので鍼灸を始めたからといって、すぐに変化が見られるとは限りません。
継続的な鍼灸治療を行い、2〜3ヶ月したら変化が見えてくる事をしっかりと把握しておくことをおすすめします。
男性不妊の原因とその治療に鍼灸が効果的であることを理解していただけたでしょうか?
男性の不妊症は、多くの人がなかなかパートナーや医師に言い出せず、誰にも相談しづらい話題です。
勇気を出してパートナーと話し合って子供ができない原因を特定し、改善へ向けて行動することを強くおすすめします。
きよ治療院では男性不妊症の方にも鍼灸治療の施術をいたします。
ぜひ鍼灸の効果を感じたい方はお問い合わせください。
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院長:根岸 清人
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