朝から頭が痛い時、ありますよね。
「昨晩お酒を飲んだわけでもなく、むしろしっかりと寝たはずなのに頭が痛い」なんて状態だと、見当たる原因もわからずもやもやとしてしまいます。
実はその原因、あなたの寝方にあるかもしれません。
今回は、朝から頭が痛い時の原因や対処法について解説します。
しっかり寝たのに頭が痛いのは、寝すぎだからかもしれません。
これには片頭痛や緊張型頭痛の2つが考えられます。
片頭痛は、側頭部や頭全体に拍動性の痛みを感じる頭痛で、血管の拡張や血流の変化が原因です。
人は、寝ている時間が長いと身体が省エネモードに入って、血管が緩みます。
クマが冬眠しているようなイメージです。
この省エネモードの期間が長い、つまりたくさん寝ている時ほど、起きた時に躍起になって血液を送ろうと身体が頑張ってしまうので、反動が大きくなってしまいます。
これが片頭痛の原因です。
緊張型頭痛は、筋肉が緊張することによって締め付けられるような痛みを感じる頭痛で、首の付け根や後頭部、こめかみに負担がかかると起こりやすくなります。
つまり、睡眠時の寝方でこの3つの部分に負担をかけていると、朝起きてから頭が痛いと感じてしまうのです。
両者の頭痛のタイプの大きな違いは、痛みの感じ方にあります。
どちらも長時間寝過ぎなければ予防に繋がりますが、寝方は改善しておかなければなりません。
次の章で確認しましょう。
寝方が頭痛の原因となってしまわないようにするには、体に合った枕を使うことが非常に大切です。
もしも頻繁に緊張型頭痛と思われる症状が朝一番に起きているのなら、今使っている枕はあなたの体に合っていないのかもしれません。
頭はおよそ5キログラムの重みがあり、寝方によっては首やこめかみなどに大きな負担をかけてしまっている可能性があります。
まずは首の骨の角度が正しく保てるよう、枕を適切な高さに調節しましょう。
高すぎても低すぎてもいけませんよ。
枕やマットレスの柔らかさによりますが、大体首のカーブに2センチ足した高さが適切とされていますので、参考にしてみてください。
今回は、朝から頭が痛い原因や対処法について解説しました。
考えられるのは片頭痛や緊張型頭痛ですが、どちらにおいても寝過ぎが原因の可能性があります。
質の良い睡眠を適度な時間取るように心がけ、枕は自分に合った物を選ぶようにして、寝方に不便が出ないよう心がけましょう。
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院長:根岸 清人
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