頚性神経筋症候群(けいせいしんけいきんしょうこうぐん)という言葉を聞いたことはありませんか。
現代は首に負担がかかる作業が多く、頚性神経筋症候群に悩まされている方が多いのです。
そこで、この記事では頚性神経筋症候群について解説します。
頚性神経筋症候群は、首の筋肉が緊張し、自律神経系の働きに異常が起こることによって症状が引き起こされます。
首が緊張する原因には何があるのでしょうか。
1つ目は過去に頸椎に衝撃を受けたことがあるかどうかです。
転倒事故や交通事故、格闘技などで首に衝撃を受けたことがある方はこの症候群を発症することがあります。
2つ目は悪い生活習慣の積み重ねです。
代表的な悪習慣として、PCやスマートフォンの操作があります。
仕事とプライベートの時間を合わせて考えると、ディスプレイを眺めている時間が大半だという方も多いでしょう。
ディスプレイを長時間見ていることによって眼精疲労が起こり、首に緊張を引き起こします。
また、操作時の姿勢も首こりに影響を与えます。
パソコンを触っているときに、肩を上げて顎を突き出すように姿勢をしていたり、スマートフォンをうつむいて触っていたりする方が多いですが、この姿勢が首こりの原因です。
「スマホ首」という呼び名も最近は有名になってきていますよね。
首の調子が悪くなる原因について知っていただけたでしょうか。
ここでは普段から取り組めるセルフケアについてご紹介します。
前傾姿勢は首に負担をかけてしまいます。
スマートフォンを使用するときはできるだけ目線の高さにして、PCで作業するときはディスプレイを目線と同じ高さか、もしくは少し下になるくらいに設置しましょう。
首のストレッチを日頃から行っていれば、凝り固まった筋肉を和らげられます。
以下のような手順を踏んで、首をストレッチしましょう。
・背もたれのある椅子に座る
・両手を組んで後頭部に当てる
・ゆっくり頭を後方に倒す
・首に痛みを感じる直前で止めて20秒間静止する
・手で支えて頭を元の位置に戻す
情報化社会の中でスマートフォンやPCは切っても切り離せない関係です。
そのため、頚性神経筋症候群は現代人の生活習慣病とも言えます。
今回ご紹介した対策を実践して、この症状から脱却してくださいね。
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院長:根岸 清人
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