現代社会において、スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスを長時間利用することは日常的になりました。
しかし、その便利な反面、長時間うつむき姿勢でのデバイス使用は、首や肩への負担を大きくし、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
特に、ストレートネックと呼ばれる首の異常な状態は、近年増加傾向にあり、多くの現代人が抱える悩みとなっています。
さらに、ストレートネックは自律神経のバランスにも悪影響を及ぼし、自律神経失調症を引き起こすリスクを高めることも懸念されています。
本記事では、ストレートネックと自律神経失調症の関係性について解説し、日常生活で実践できる予防と改善方法をご紹介します。
ストレートネックとは、本来緩やかなカーブを描くべき首の骨(頸椎)がまっすぐになってしまった状態を指します。
スマホやパソコンを長時間見続ける際に、うつむき姿勢が続くと、首の筋肉が緊張し、頸椎の自然なカーブが失われてストレートネックへと繋がることがあります。
1:首や肩への影響
ストレートネックになると、首や肩への負担が大きくなり、痛みやハリを感じやすくなります。
また、首の筋肉が緊張することで血行不良を起こし、肩こりや頭痛を引き起こすこともあります。
2:全身のバランスへの影響
ストレートネックは、首の骨だけでなく、背骨全体にも影響を与えます。
頸椎のカーブが失われることで、姿勢が悪くなり、猫背や腰痛などの症状が出現する可能性があります。
自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、さまざまな身体的・精神的な症状が現れる状態です。
ストレートネックは、自律神経のバランスを乱す要因の一つとして、自律神経失調症の発症リスクを高める可能性があります。
1:ストレートネックによる自律神経の乱れ
ストレートネックによって首の筋肉が緊張すると、血行不良が起こり、脳への酸素供給が不足します。
その結果、脳はストレスを感じ、交感神経が優位になりやすくなります。
また、ストレートネックは、首の神経を圧迫し、自律神経の働きを阻害する可能性もあります。
2:ストレートネックと自律神経失調症の関係
ストレートネックが原因で自律神経が乱れると、さまざまな症状が現れます。
例えば、疲れやすい、眠れない、集中力や記憶力が低下する、イライラしやすくなる、めまいがする、動悸がする、息苦しさを感じるなどです。
これらの症状は、自律神経失調症の代表的な症状と共通しています。
3:ストレートネックと自律神経失調症の予防
ストレートネックを改善することで、自律神経の乱れを予防できます。
そのため、日頃から正しい姿勢を意識し、首や肩の筋肉をストレッチすることが大切です。
また、デジタルデバイスの使用時間を減らし、休息時間をしっかりとることも重要です。
ストレートネックは、首の痛みや肩こり、姿勢の悪化だけでなく、自律神経の乱れにも繋がる可能性があります。
自律神経のバランスが崩れると、さまざまな身体的・精神的な不調を引き起こすため、早めの対策が必要です。
ストレートネックを予防・改善するためには、正しい姿勢を意識し、首や肩の筋肉をストレッチすることが重要です。
また、デジタルデバイスの使用時間を制限し、休息時間をしっかりとることも大切です。
健康的な生活習慣を心がけ、ストレートネックと自律神経失調症から身を守りましょう。
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院長:根岸 清人
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