鍼灸や整体の治療などでツボという言葉を聞いたことがあると思います。
体を刺激すると効果のある部分となんとなく思われているかもしれませんが、ツボとは実際何なのでしょうか。
この記事では、ツボついて解説します。
整体や鍼灸治療でツボという言葉を聞きますよね。
ツボは、東洋医学の用語で「経穴」といいます。
東洋医学の概念に気血というものがあり、これはエネルギーと理解するとよいです。
体の中の気血が流れる道を経絡といいます。
この経絡は、全身に12本ありそれぞれ特性を持っていて、この経絡上の重要な部分にあるのがツボ(経穴)というわけです。
このツボ(経穴)を刺激することで、経絡を流れる気血に良い影響を与えることができます。
ツボを刺激することでどんな効果が得られるのでしょうか。
経絡の要所にあるツボを刺激することで神経、自律神経に働きかけることができます。
自律神経とは血圧や呼吸、体温といった体の基本的な機能に欠かすことのできないものです。
この自律神経が乱れると体に様々な不調が現れます。
例えば、自律神経の乱れによって臓器の働きが弱まり、重大な病気に繋がる可能性があります。
集中している場所もありますが、基本的に神経は体中に巡っています。
ツボを刺激することで、その周りの神経に刺激を与えることができ、その刺激は脳に伝わります。
自律神経は、この脳の視床下部という部分でコントロールされていますので、ツボの刺激が効果的というわけです。
自律神経の乱れを改善することで得られる効果には、内臓機能改善、細胞活性化、ホルモン分泌量の調整が期待されます。
また、血の流れも改善することができるため、血流の悪化が原因で起こる、肩こり、腰痛などの治療にも効果的とされています。
なんとなく気持ちがいいから自分でツボだと思って刺激していませんか?
気持ちの良い部分を刺激するとそこがツボな可能性もありますが、それは確かではありません。
ツボがどういったものか説明しました通り、体の要所にあるものがツボです。
鍼灸師は体の専門家ですので、どこのツボがどういった効果を持つのか熟知しています。
自己流でのツボ押しよりも効果が期待されるというわけですね。
この記事では、東洋医学でよく聞くツボとは何なのかについてご紹介しました。
このように正しい知識を持つことで、自分の体がどういった仕組みなのかを意識することにもなります。
鍼灸治療ではこのツボを刺激して治療を行います。
興味のある方はぜひ一度ご来院ください。
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院長:根岸 清人
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